視覚障害者誘導用ブロックの評価試験

平成30年1月28日(日)に佐賀商工ビル7階大会議室にて、視覚障害者誘導用ブロック(通称:点字ブロック)の評価試験を行いました。

この取り組みは佐賀県県民協働課の事業で、高齢者の躓きや車椅子利用者の快適な移動等に配慮した新しい視覚障害者誘導用ブロック(通称:点字ブロック)の開発に係る調査に取り組まれており、昨日は車椅子利用者を対象に、点状ブロックや線状ブロックの突起高を比較するといった評価試験でした。

通常私たちが目にする点字ブロックは、JISの規格により突起高が5mmとなっていますが、車椅子で走行する際に衝撃があり、紙コップなどに飲み物を入れて運ぶ際は溢れそうになる事もあります。

今回の評価試験では、突起高を5mm、4mm、3.5mm、3mmと変えることによって身体への負担や車椅子の操作にどれ程変化が見られるかを検証しましたが、予想のとおり突起高が少なくなるにつれて負担は少なくなりました。

車椅子利用者にとっては3mmの点字ブロックになることで随分と快適になるという結論になりましたが、一方で視覚に障がいがある人にとっては突起高が少なくなるにつれて判別しにくいだろうなと思ったところでした。

今回の評価試験がこれからのユニバーサル社会の実現に向けて役立てられることを期待しています。